Yielding Embodiment®︎はロルファーの田畑浩良さんが開発した技法です。
「間合い」と「共鳴」によりクライアントのイールド(能動的に委ねる動き)を引き出すことでクライアントの身体が安心安全を知覚し、再構成や変容が起こります。
(Yielding Embodiment®︎について詳しく知りたい方はこちら)
ぼくがYielding Embodiment®︎のセッションを受けて惹かれた点は、
- プラクティショナーとクライアントの関係性がフラットであること
- 最小限の介入でコントロールがないこと
- 場が安全であること
- 安心安全を体感できること
- 目的ではなく結果的に身体の変化が起こること
- お互いが常に素人であること(その時の関係性で何が起こるかわからないこと)
- お互いの「心地良さ」をベースにしていること
- 自分の「在り方」に気づけること
これまで一般的なマッサージをしてきたぼくにとって、プラクティショナーとクライアントがフラットな関係で、お互いの心地良さを大切にした相互主観の関わり合いによって出来上がっていく空間。その空間で起きる共鳴、そしてクライアントの身体が空間と溶け合っていく様子はまさにセッションと言うにふさわしく、衝撃でした。
クライアントは基本的に横になっているだけです。
プラクティショナーからの呼びかけに応えてもらうことはありますが、眠ってしまっても構いません。
クライアント自身の心地良さを最優先に過ごしていただきます。 あなたが感じたことがすべてです。
プラクティショナーがクライアントに触れることはほとんどありません。
プラクティショナーが自分の理想をクライアントに押しつけ、コントロールすることはありません。
クライアントとのあわい関わり合いを保ちつつ、プラクティショナー自身も自身の心地良さを大切に共に過ごします。
そのようにしてできる空間で、クライアントは「安心安全」を体感することが多いようです。
イールドが進むことで安心安全が深まり、さらにイールドが進んでさらに安心安全が、という循環が起こります。
また、セッション後には身体の感覚・姿勢の変化を感じる方が多く見られます。
身体が安心安全にくつろぐことで、緊張に割いていたリソースが自己回復力や調整に使われるようになるのかもしれません。
多いようです。多く見られます。と言う表現を多用していますが、これは自信がないからではありません。
Yielding Embodiment®︎のセッションでは、その時の関係性によって何が起こるかわからないのです。
クライアントの身体が表現したいものが現れるだけなので、どんな変化が起こるのか誰にもわかりません。 常に素人であり続けることもYielding Embodiment®︎の魅力です。
Yielding Embodiment®︎のセッションによって「安心安全」を体験することが「ごきげん」につながるとぼくは感じています。
「安心安全」を身体で感じると、これまでと違った視座で世界を眺められるようになります。 これまで問題と思い込んでいたものが解決はしていないのに問題と感じなくなったり、自分や他人のレイヤーに気づけるようになったり。 また、セッションによって広がった自分の中のスペースを感じるような体験に出会うかもしれません。
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